Happy Halloween!

willenglish2010-10-31

A letter from Canada VOL.7

カナダ在住のマホさんという女性に時々ブログを送っていただいています。
現地のホットな情報をお楽しみ下さい。


 今年もハロウィーンの日がやってきた。ハロウィーンは、ケルト人の時代から始まったらしい。数千年も前のこと。そして、現在のカナダでのハロウィーンは元来の意味(宗教的な意味)はあまりなく、みんなが、一つの行事として楽しんでいる。あちこちのお家やお店がハロウィンの飾りをして楽しんでいる。

 さて、ハロウィーン前の金曜日。小学校では・・・大変なことに。


 小学校ではスパイダーマン、スーパーマン、忍者、侍、ドラキュラ、お姫様、アニメや映画のキャラクター等がいたのである。といのも、子どもたちは皆、コスチュームで学校に登校したのである。それにしても皆の発想がすごい。まる一日かけてハロウィーンの買出しをした友達もいる。校内はまるで仮装大会みたいだったであろう。


 ハロウィーン前日の土曜日に、私が目撃したこと。
 アヒルフランケンシュタイン、伯爵、ファントム、目玉焼き、ベーコン、食パン、熊、ウサギ、赤毛の女の子、キリがないので、ここまでにするけど、バスと、電車の中でお目にかかったのである。
いや、かなりビックリした。間違ったバスにでも乗ったのかと思った。全身が紫の服装で金髪のおばあさんは、とてもかわいらしく見えた。


 ハロウィーン当日では。
 あちこちのお店の店員がやっぱり、それぞれ好きなコスチュームを着て、仕事をしていた。
しかし、もう驚かなかった私。着ぐるみのようなコスチュームを着て仕事をしている人もいたけど、仕事しづらくないのだろうか、なんて現実的なことを思ってみたりもした。それとも、コスチュームを着て仕事をすることに慣れているのか…。 


 そして、夜になると、“Trick or Treat”(お菓子をくれなきゃいたずらするよ)と言いながら、子ども達はあちこちの家をノックし、キャンディーをもらうのである。あるラジオでは、「子どもがもらってきたキャンデーを取って食べちゃだめよ」なんて言っていた。ここ、カナダでは大人もキャンデーが大好きだからである。


 9月頃から、あちこちのお店でコスチュームやらの商品を見かけるようになる。ハロウィーン当日、パーティーに備えて、事前準備にも忙しい人々。友達はコスチューム製作に2年もかけ、今年も間に合わな〜い!と言い、映画のキャラクターを選んでいた。



 小さい頃からコスチューム等でハロウィーンを楽しみ、それを大人になっても忘れないカナダ人。日本はいつの頃からか、そういう楽しみ方を少しずつ忘れながら大人になっていくような気がして、私もその1人なんだけど、ちょっと寂しいなって思った。