日本のトイレ

willenglish2012-01-12

日本のトイレ
ノミンノシル(モンゴルからの学生さんです)
ウィルのレディスクラスのYoshikoさんはボランティアで外国人の方々に日本語を教えていらっしゃいます。そのうちのお一人
モンゴル人のノミンさんがスピーチコンテストで快挙を成し遂げられました。とても素敵なスピーチだったのでみなさまにも
是非読んでいただきたくご本人の許可をいただき、掲載させていただきました。

まずYoshikoさんのコメント:
ノミンさんは福岡外国専門学校(Fukuoka foreing language college)の生徒で、来日後一年半は日本語を専攻し、現在は
英語専攻に移りました。大学院を受けるのに外国人は英語の方が有利だとの理由からです。日本語は学校に通いながらアクロスの”こくさいひろば”でも
ほぼ初級に近いところ始めましたが、昨年1月に日本語検定2級受験を機に、上級クラスに移動。以後私のクラスで学習を続け、昨年10月
外国人によるスピーチコンテストに初挑戦しました。僅か2年ちょっとでの快挙です。スピーチの話題の着眼点がおもしろかったのだと思います。
彼女は8の力が本番では10にも、15にもなる不思議なチャレンジ精神が有ります。

        日本のトイレ
私にとっての日本は、トイレから始まりました。日本に来ての最初にぶつかったのがトイレのことでした。
どうしていいかわからない。使うたびに怖い。でも逃げられない!
日本に来たばかりのころ大変困ったことがありました。
私はトイレで水を流すのがどこかわかりませんでした。何かひもを見つけたので、
結局それを引いてみたのです。すると大きな音が出てきました。びっくりしますね。
それはもうびっくりするというより死ぬほどのことだったのです。
その大きな音を聞いたスタッフの人があわてて走ってきました。
私はどうしていいか分からずにその時は逃げるしかなかったのです。
今思うと、あのベルは、非常ベルだったのです。おまけに(その上に)
そのトイレは自動的に水が流れるのでした。今では何か困ったことが起きて
あの非常ベルを鳴らすと、係の人が助けに来てくれるということもわかりました。
 それ以後、トイレに入ったらまず水の音と水を流すボタンを確認し、
そのあとから利用するようになりました。
 日本のトイレってすごいなあ!色々と考えて今のような素敵なトイレを
作ったのでしょうか?まるでトイレじゃないような不思議なもので、
私たち外国人にとっては、最初は難しいものでした。
私はいろいろなことでトイレを利用してきました。
泣きたくて誰にでも見せたくない涙を隠すためにトイレに行ったことも
たくさんありました。時々日本語がよくわからなくて哀しかった時、
また友達もできなくて、寂しかった時、駆け込んだトイレはまるで私の涙を
拭いてくれるやさしい友人のようでもありました。
今はもう泣かない!何があっても今はもう気持ちが強くなりました。
私は、家のトイレの中では少しの時間をも無駄にしたくないから日本語の
言葉をたくさん貼って覚えています。私は、勉強もアルバイトも頑張っている忙しい留学生です。
日本に来て2年過ぎた今はもうその生活にも日本の素敵なトイレにも慣れました。
 私は、冬になると、日本のトイレの暖かい便器が一番好きです。みんなと
今日も元気で会っていられるのは、日本という国が、私の冬のトイレの便器みたいに
暖かくしてくれいているからでしょう。心から感謝しています。

ノミンさんありがとうございました。とても感動しました。